リバプール大学の研究者らが、ほぼ無毛で地下生活を送る、ハダカデバネズミのゲノムマッピングが完了したと発表したそうだ。これにより、ハダカデバネズミの長寿や耐ガン性に関してのメカニズムが解き明かされ、人間に応用できるのではと期待されている。 ということで、そんなハダカデバネズミに関しての記事が特集されていたので見てみることにしようそうしよう。 ソース:Naked mole rat from East Africa holds the secret to eternal youth? | Mail Online ハダカデバネズミはアフリカのエチオピア、ケニア、ジブチ、ソマリアに生息する、胴長8~9cm、尾長3~5cm、体重30~80gのモグラのように地中で生活をする生物。体温を調節する機能がなく体温も低い。 ハダカデバネズミが研究者たちの関心を引いているのは、彼らが30年近く生きられるためだ。
生命科学の明日はどっちだ?第3回 コンドルは飛んでいる、メンデルは跳んでいる! 今回は古典のお話です 前回,最先端? の生命科学について論じたが,今回は時代を遡って,近代生物学の原点であるメンデルのお話しである.なんでいまさらメンデルなんだ? こいつ,古典を出して教養があるふりでもしたいんちゃうか? といぶかしむ向きもあるだろうが,じつは,まったくそのとおりである.やっぱり連載に重みを出すには教養がにじみ出ないとな.それにはやっぱ古典だよ,うん. 最高の生物学者は誰か? 生物学者(あるいはその卵)なら誰でも「歴史上最大の発見をした生物学者は?」という話題で盛り上がったことがあるはずだ.物理学なら,おそらくニュートンかアインシュタインで決まりだろうが,生物学は幅が広いので,各人の興味によって意見が分かれそうだ.例えば候補者は,アリストテレスから始まって,分類学の創始者リンネ,ペニシ
クリックして拡大するiPS細胞技術に関する特許が欧州で成立。会見をする、松本紘・京大総長、山中伸弥・京大iPS細胞研究所所長、高須直子・同研究所知財契約管理室長(手前から)=11日午後5時28分、京都市左京区(安元雄太撮影) 「正直、ほっとした」。京都大の山中伸弥教授は11日、記者会見でiPS細胞作製技術の欧州特許取得の感想をこう述べ、笑顔を見せた。平成20年の国内特許取得から約3年。特許成立に至る過程は決して平坦(へいたん)ではなかっただけに、思わず浮かんだ笑みだった。 海外では、国によって特許のシステムが違う。交渉の言語も日本語ではない。会見の冒頭で山中教授は「日本国内の特許に比べると苦労は何十倍も大きく、決定の一報を聞くまで安心できなかった」と、これまでの道のりを振り返った。 京大が平成20年9月に初めて国内で作製技術に関する特許を取得した後、類似技術を開発した米国など海外でも特許申
生物学で良く見る、生物の進化を上から下へと辿る系図ではなく、円形の内側から外側へと進化の過程を辿る生物種の系図ポスターです。進化の起源である円の中心から外側に向かって、生物の多様性がどんどん広がっていく様子が印象的です。 参照元はこちら。 Download Graphic Images from the Hillis/Bull Lab http://www.zo.utexas.edu/faculty/antisense/DownloadfilesToL.html 細かく見たい方は、下記のPDFをダウンロードしてからご覧下さい。下記のPDF提供は、非商用に限り無料です。可能な限りでっかく印刷して部屋に貼りたくなります。 Tree of Life PDF http://www.zo.utexas.edu/faculty/antisense/tree.pdf 参照元の記事によると、この系図は、地
印刷 次世代に遺伝情報を伝える生殖細胞の性別を決める遺伝子を、基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)の小林悟教授(50)=発生学=らのグループが発見した。8日付の米科学誌サイエンス電子版で発表する。 生殖細胞は、個体を構成する体細胞とは違い、卵子や精子となる細胞。卵巣や精巣に移ってから卵子や精子に分化するため、体細胞で作られる卵巣や精巣が生殖細胞の性別を決めると、従来は考えられていた。 ところが、小林教授らはショウジョウバエを使った研究で、卵巣などに移る前の始原生殖細胞に、すでに性差があるのを発見。メスの始原生殖細胞でのみ、Sxl(sex lethal)遺伝子と呼ばれる特定の遺伝子が活性化していることがわかった。 研究では、メスの始原生殖細胞でSxl遺伝子の働きを抑制すると、卵子に分化せずオス化の性質がみられた。逆に、オスの始原生殖細胞でSxl遺伝子を強制的に活性化して卵巣に移すと、メス
自然科学研究機構基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)のグループが、生物の生殖細胞の性別を決める遺伝子を世界で初めて発見し、八日付の米国科学誌「サイエンス」電子版で発表した。 基生研の小林悟教授(発生学)、橋山一哉研究員(同)らのグループは、ショウジョウバエの細胞の核にある約一万六千個の遺伝子を解析。その中のSxl(エスエックスエル)と呼ばれる遺伝子が雌の生殖細胞では活性化してタンパク質を作り出しているものの、雄の細胞では働いていないことを突き止めた。 雄の細胞のSxlを人為的に活性化すると、本来精子になるはずの細胞が卵子に変化する「雌化」が起き、性を決定する遺伝子の働きが裏付けられた。これまで、同細胞の雌雄を決める遺伝子は見つかっていなかった。
卵を抱く「女王エビ」=神戸市立須磨海浜水族園提供ハサミで威嚇して外敵の侵入に備える「兵隊エビ」たち=神戸市立須磨海浜水族園提供エメット・ダフィーさん=神戸市立須磨海浜水族園提供 ハチやアリだけでなく、エビの世界にも「女王エビ」や「働きエビ」が――。群れの中で役割を分担し、高度な社会生活を営む生物が海中にもいることを発見した米国の海洋生態学者に、神戸市立須磨海浜水族園が設けた第1回「神戸賞」が贈られる。7月10日に授賞式と受賞記念講演会がある。 受賞したのは米ウィリアム・アンド・メアリー大学バージニア海洋科学研究所のエメット・ダフィーさん(50)。研究によると、中南米カリブ海の海綿動物に寄生して暮らす体長数センチのテッポウエビは、約300匹の群れで生活する。卵を産むのは「女王エビ」だけで、「働きエビ」は女王にエサを運ぶ。「兵隊エビ」は敵が近づくと、前脚のハサミをパチンと閉じて衝撃波を発生
ミツバチのうち、働き蜂が分泌するローヤルゼリーに含まれるたんぱく質「ロイヤラクチン」を摂取した幼虫が女王蜂に成長することを、富山県立大の鎌倉昌樹講師(40)が初めて発見した。英科学誌「ネイチャー」電子版に25日、掲載される。ミツバチの群れが突然、大量にいなくなる「蜂群崩壊症候群」の原因究明や、ミツバチを安定供給する飼育法の開発が期待される。 ミツバチには、女王蜂と働き蜂の2種類がいて、群れの中に1匹だけいる女王蜂の方が1.5倍大きく寿命は20倍。1日に約2000個の卵を産む。 これまで、幼虫の時にローヤルゼリーを摂取すると女王蜂に分化することは解明されていたが、どの成分が女王蜂に成長させるのかは未解明だった。 鎌倉講師が、幼虫に新鮮なローヤルゼリーと、40度で30日間保存した古いものを与えたところ、新鮮なものを摂取した方が女王蜂に成長した。さらに新鮮なローヤルゼリーに含まれる複数のたんぱく
By mikefranklin アメリカのマサチューセッツ工科大学の研究者が、自閉症のマウスを生み出すことに成功したそうです。 自閉症とは、社会性や他人とのコミュニケーションに困難が生じる発達障害の一種で、先天性の脳機能障害とされていますが、そのメカニズムにはまだ不明な部分も多いそうです。今回の研究は、脳のシナプスに関わる遺伝子を変異させることで、人為的に自閉症のマウスを作り出すことに成功したというもので、自閉症の仕組みの理解や治療法の研究に大きく貢献するものとなるそうです。 自閉症マウスに関する詳細は以下から。Re-creating autism, in mice マサチューセッツ工科大学の研究者が、ある単一の遺伝子を変異させることによって、強迫、反復的行動、社会的相互関係の回避など、人間で言う自閉症に近い特徴を持つハツカネズミを作り出すことに成功しました。 今回変異させた遺伝子は、人間
前の記事 低空飛行で街を俯瞰、3次元動画マップ 「地球外生命体の化石発見」をめぐる議論 2011年3月 9日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) フィードサイエンス・テクノロジー Brandon Keim and Lisa Grossman Image:Journal of Cosmology。リンク先で、多数の画像を含む論文を見ることができる 米航空宇宙局(NASA)に所属するRichard Hoover博士(宇宙生物学)は、隕石の中から、化石化した「地球外のバクテリア」を発見したと主張している。もしこれが本当であれば、世界をゆるがすニュースだ。しかしその「もし」には、かなり大きな疑問符が投げかけられている。 『Journal of Cosmology』誌に3月4日付けで掲載されたHoover博士の論文には、炭素質コンドライトという珍しいタイプの隕石が登場する。
2011年3月7日に、NASA研究者のHoover博士が隕石から生命体を発見したという研究論文を発表しました。 Fossils of Cyanobacteria in CI1 Carbonaceous Meteorites ちなみにこの発表は、NASAの組織としての公式発表ではありません。 論文が掲載されたのは、Journal of Cosmologyというマイナーな雑誌で、私も今回の件で初めてこの雑誌の存在を知りました。 通常、科学雑誌に投稿されてくる論文は、編集者や外部の専門家によって審査された後に、掲載受理されるか掲載拒否されるのですが、この論文ではそのようなシステムをとってないようです。つまり、データの信憑性が無くても、投稿すれば掲載して発表されることを意味しています。 今回の論文を読んでみて感じたことは、データ云々の以前に、「何かを示唆できる」程度の証拠であっても、「間違いない」
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偽科学を暴くブログ「scienceblogs.com」の著者Z Myers教授によると、宇宙生命の証拠発見の衝撃的な発表はインチキらしい。 http://scienceblogs.com/pharyngula/2011/03/did_scientists_discover_bacter.php Foxニュースが最初に発表した時点で怪しい 発表されたジャーナル「The Journal of Cosmology」というのは本物の科学ジャーナルではない ハードコピーの出版物はなく、「90年代からタイムトリップしてきたようなサイト」があるのみ こうい重大な発表は「Science」や「 Nature」のような由緒正しいジャーナルで発表されるもの 論文の中の画像は本物のバクテリアみたいなのがある。でもよく読んでみると地球のバクテリアの画像が参照としてい入れられているものばかりだ。 宇宙バクテイアの画像
【速報】これマジ? NASA研究者が地球外生命体発見と発表!(ただし化石)※追記あり2011.03.07 16:1339,480 いよいよ地球防衛軍が真実味を帯びてきた? 今回NASA科学者リチャード・フーバー氏が発表したのは、隕石に含まれた地球外生命体の小さな化石。顕微鏡写真によるとその生命体はミミズのような形をしているということ。ミミズ型宇宙人、いや人じゃないですね、我々はミミズのような形のバクテリアとのファーストコンタクトに備えなえればいけません? とにかく業界を震撼させる論文には間違いありません。現在専門家100人、科学界5000人に呼びかけて検証と批評を求めているということで、今後の動向に注目です。 3月8日追記:記事初出時「NASAからの公式発表」となっていましたが、NASAからの公式な発表はされておらず、「NASA研究者からの発表」が正しく、3月8日現在NASAより公式発表は
2011年3月7日 昨年末、NASAが宇宙生物学上の発見に関する会見を行うとし、世界の注目を集めた。しかし発表されたのは、ヒ素を摂取して成長する細菌のことで、宇宙人情報を待ち望んでいた人々にとってはガッカリさせられるものとなった。そして今回NASAの科学者が、隕石の中に地球外生命体の痕跡を発見したとして、またもや世間を...昨年末、NASAが宇宙生物学上の発見に関する会見を行うとし、世界の注目を集めた。しかし発表されたのは、ヒ素を摂取して成長する細菌のことで、宇宙人情報を待ち望んでいた人々にとってはガッカリさせられるものとなった。そして今回NASAの科学者が、隕石の中に地球外生命体の痕跡を発見したとして、またもや世間を騒がしている。 その科学者とは、NASAのマーシャル宇宙飛行センターの宇宙生物学者リチャード・フーバー博士。彼は世界各地で発見された隕石の中にバクテリアの化石を発見し、10年
1 :名無しさん@涙目です。(東京都):2011/03/07(月) 00:10:11.10 ID:V8Ck1+ef0| ハエを50年以上、1300世代にわたって暗闇で飼育しても生体リズムは狂わなかったと京都大が発表 あと何世代で進化するんでしょうね? 京都大学の今福道夫名誉教授らは、昼間活動するハエの約24時間の生体リズムは、暗闇の中で50年以上、1300世代にわたって飼育しても維持されたと発表しました。 実験に使われたショウジョウバエは、1世代が約2週間。 ヒトの1世代を25年として換算すると、 3万2500年間にわたって変わらないことに相当するんだそうです。 生体リズムはそう簡単に変えられないみたいですね。 さらに、1300世代暗闇にいたにもかかわらず視覚も失われていない可能性が高いそうです。暗闇にいたこのハエを明るい場所に出すと、針の先に止まったり、 雄が雌を追って飛び回ったりする
ハエを50年以上、1300世代にわたって暗闇で飼育しても生体リズムは狂わなかったと京都大が発表2011.03.06 09:00 あと何世代で進化するんでしょうね? 京都大学の今福道夫名誉教授らは、昼間活動するハエの約24時間の生体リズムは、暗闇の中で50年以上、1300世代にわたって飼育しても維持されたと発表しました。実験に使われたショウジョウバエは、1世代が約2週間。ヒトの1世代を25年として換算すると、3万2500年間にわたって変わらないことに相当するんだそうです。生体リズムはそう簡単に変えられないみたいですね。 さらに、1300世代暗闇にいたにもかかわらず視覚も失われていない可能性が高いそうです。暗闇にいたこのハエを明るい場所に出すと、針の先に止まったり、雄が雌を追って飛び回ったりすることが確認できたそうです。 人間にも同じことが言えるのかはわかりませんが、夜更かしとか不規則な生活習
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