概要 データセット(data set)とは、何らかの目的や対象について収集され、一定の形式に整えられたデータの集合。機械学習などコンピュータによる自動処理を行うために用意された大量の標本データのことを指すことが多い。 ある特定の主題について、名簿のように複数の要素や属性の組み合わせとして表されたデータを列挙したもの。集合を構成する一件ごとのデータの組み合わせを「データポイント」、あるいはデータベースのように「レコード」という。 一件のレコードは複数の要素が対応付けられており、データの表す内容に応じて数値や文字列、画像、動画、音声などを組み合わせて構成される。統計情報や観測記録などのようにある対象の情報を網羅することを意図したものと、人工知能の学習データのように膨大な標本空間の中から条件を満たすデータのサンプル(標本)を抽出することを目的とするものがある。 機械学習では用意したデータセットか
概要 テーラリング(tailoring)とは、(洋服の)仕立て、仕立て直し、という意味の英単語。ITの分野では、業務プロセスやシステム開発プロセスなどについて、規格や全社的な標準などを元に、個別の部署やプロジェクトに合った具体的な標準を策定することをこのように呼ぶ。 開発プロセスやプロジェクトマネジメントなどには方法論を体系化した標準や規格が存在し、大企業などでは全社的な標準が定められていることもある。これに従って工程を計画・管理することで業務の効率化や品質の向上、属人性の軽減などを進めることができる。 こうした規格や標準はどのような対象や組織、状況に対してもなるべく汎用的に適用できるよう、一般的、抽象的な表現で定義したり、原則や方針を示すのみの項目が存在するなど、個別の事例や対象にどのように適用すべきかが必ずしも自明でないことも多い。 これを個別の組織や業務、プロジェクト、顧客などに適用
アプリケーションやミドルウェアーなどのシステム・ロジックに変更を加えることなく、ハードウェアをオンプレミスからクラウドに変更する使い方だ。受け皿となるクラウドはIaaSとなる。 システム・ロジックだけではなく、業務の流れや使い方と言ったビジネス・ロジックも変更し、クラウドを使うやりかただ。このようなケースでは、IaaSやPaaS上に独自のシステムを開発することも可能であるが、ビジネス・ロジックを変える訳なので、既存のシステムにこだわらず、開発の生産性やスピードなどを考慮し、SaaSを使うという選択肢もある。 どれが多いかという統計が見つからないので、あくまで推測の域を出ないが、ビジネス・ロジックに独自性の少ない電子メールやコラボレーションなどのオフィース系アプリケーションについては、SaaSへの移行が進んでいる一方で、独自性が高く(と考えられている)基幹系については、リホストが多くを占め、
組織におけるセキュリティ対策への関心は急速に高まっている。セキュリティコンサルタントである筆者の元には、相談や依頼が次々と舞い込んでいる。そうした方々と話をしていて、セキュリティの考え方が誤解されていると感じる機会も増えている。 色々な人と会話をする機会があり、勉強熱心な人ですらよく勘違いしている事項があると分かってきた。そのトップ3が(1)情報セキュリティとサイバーセキュリティの違い、(2)セキュリティとセーフティの違い、(3)セキュリティガバナンスとは何かの理解、だ。会話ですれ違いやギャップが生じ、提案活動やプロジェクト支援が進む過程で障壁となるケースもある。 今回は、情報セキュリティとサイバーセキュリティという2つの言葉にまつわる誤解を取り上げよう。コンサルタントとして経営層やIT部門のトップと会話をしていると、次のような発言をよく耳にする。 経営者A氏「最近サイバーセキュリティとい
状態空間モデルとは状態空間モデルの定義"状態空間モデル" とは、状態変数を使用し、1 つ以上の n 階微分方程式または差分方程式ではなく、一連の 1 階微分方程式または差分方程式によってシステムを記述するモデルです。1 階微分方程式の集合が状態変数および入力変数内で線形である場合、モデルは "線形" 状態空間モデルと呼ばれます。 メモ 通常、System Identification Toolbox™ のドキュメンテーションでは、線形状態空間モデルは単に状態空間モデルとして記述されています。また、グレーボックスおよびニューラル状態空間オブジェクトを使用して非線形状態空間モデルを同定することもできます。詳細については、Available Nonlinear Modelsを参照してください。 線形状態空間モデル構造で指定する必要があるのは 1 つのパラメーター ("モデル次数" の n) のみ
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