(CNN) 米中央情報局(CIA)のバーンズ長官は、ウクライナでの戦争に対する不満によって、ロシア人を勧誘する「一世代に一度のチャンス」が生まれているとの認識を示した。 バーンズ氏は訪問先の英国で、「戦争への不満は、国によるプロパガンダと熟練した抑圧が続く水面下で、ロシアの指導層をむしばみ続けるだろう。その不満は、CIAにとって、一世代に一度のチャンスを生み出す。これを無駄にするわけにはいかない」と述べた。 バーンズ氏は、CIAが最近、人気のSNS「テレグラム」で行った働きかけについて言及した。CIAはこのなかで、ダークウェブ上で安全にCIAに連絡する方法をロシア人に向けて紹介したが、バーンズ氏によれば、最初の1週間で250万回の視聴があったという。 このプロジェクトに関与したCIA当局者は先にCNNの取材に対し、ロシアによる侵攻は米情報機関にとって歴史的な門戸を開くものであり、昨年の侵攻