蛙化現象(かえるかげんしょう)とは、好意を抱いている相手が自分に好意を持っていることが明らかになると、その相手に対して嫌悪感を持つようになる現象を指す[注釈 1]。「好きだった相手」が「生理的に無理」と思うほど逆の感情になることから、グリム童話『かえるの王さま』に例えて蛙化現象と呼ばれる[3][注釈 2]。心理学用語ともされるが[4]、2020年の報告によれば学術的検討はほとんど行われていない[5]。 2020年代に入ってからは若い世代を中心に「交際相手などの嫌な面を見て幻滅する」という意味でも用いられるようになっている[6][7]。ただし、これは本来の意味とは異なり[8][9]、誤用とする意見もある[10]。 概要[編集] 「Der Froschkönig」オットー・ウベローデ作 1907年 蛙化現象に関する論文での発表は2004年にはすでにみられるが[注釈 3]、インターネットを中心に