11月14日(月)17時09分頃、三重県南東沖で深発地震がありました。震源の深さは約350km、地震の規模はM6.1と推定されます。この地震では、震央に近い東海地方ではあまり揺れず、少し離れた関東や東北南部で震度4~3の揺れが観測されました。 関東や東北の太平洋側に揺れが伝わる「異常震域」と呼ばれる震度分布ですが、たびたび起こることであり、地震活動そのものは異常ではありません。 今回の地震は非常に深い所で発生する「深発地震」と呼ばれるものです。 多くの地震では震央から同心円状に揺れの強い地域が分布しますが、深発地震では沈み込んだプレートに沿って強い揺れが伝わり、プレート境界に近い遠方で揺れが大きくなる現象がみられることがあり、これを「異常震域」といいます。震央の近傍では揺れが小さくても、遠方に強い揺れが伝わることがあるため注意が必要です。 今回の地震では地震波が伝わりやすい太平洋プレートに