2020年6月21日と聞いてザワザワする方、そう、たぶん「日食病(関連記事参照)」にかかっています。この日、東京を含め日本から東南アジア、アフリカにかけて広範囲に部分日食と一部で金環日食が見られます。 日食には「部分」「金環」「皆既」の三種類があります。作家の故・赤瀬川原平氏は「金環日食が10万円だとすると皆既日食は100万円ぐらい」と述べていますが私自身は、金環日食は部分日食と同じカテゴリーで、価値は皆既日食の足元にも及ばないと思っています。(もちろん天文学的な意味では無く、個人の趣味としての感想です) 日食は地球と月の距離で決まる 皆既日食も金環日食も、太陽が月によって隠されるのは共通していますが、地球と月との距離が遠いと金環日食になります。 地球と月の平均距離はおよそ38万キロ。±2~3万キロほど変化します。前回(2019年7月)南米で起きた皆既日食では、月と地球の距離は36万キロ。
ジオスペース探査衛星「あらせ」などによって宇宙空間の異なる場所で同時に高エネルギー電子と磁場が観測され、そのデータからヴァン・アレン帯の電子がエネルギーを獲得する場所が初めて特定された。 【2019年11月11日 JAXA/九州工業大学】 地球周辺の宇宙空間「ジオスペース」には、数百keV(キロ電子ボルト)~数十MeV(メガ電子ボルト)という高いエネルギーを持つ電子が集まる「ヴァン・アレン帯」という領域が、地球を取り囲むように存在している。ヴァン・アレン帯の広がりや高エネルギー電子の密度は、太陽から放出されるプラズマ流(太陽風)の変化に応じて変動している。 太陽風とジオスペースの解説図(提供:ISAS/JAXA) ヴァン・アレン帯の電子は人工衛星等に影響を与えることもあるため、ヴァン・アレン帯の生成消滅のメカニズムを理解することは人類の安全な宇宙活動において重要な課題だ。しかし、これまでは
アルゼンチン・ブエノスアイレスのオベリスクの向こうに沈む夕日(2022年5月23日撮影)。(c) JACK GUEZ / AFP
2018年2月 6日 自然科学研究機構 国立天文台 宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 概要 岡本丈典・国立天文台フェローと桜井隆・国立天文台名誉教授は、太陽観測衛星「ひので」の可視光望遠鏡による観測データから、太陽観測史上最大となる6,250ガウスの磁場強度を持つ黒点を発見しました。これは一般的な黒点磁場の2倍の強さであり、さらには強磁場を示す領域が黒点内の暗くない部分(暗部以外)に位置するという特異な性質を持っています。これまでにも暗部以外で局所的に強い磁場が観測されることは時々ありましたが、その成因については全くの謎でした。今回、「ひので」の5日間に渡る安定した連続観測により黒点の発展過程が詳細に捉えられ、その結果、この強磁場は黒点暗部から伸びるガスの流れが別の暗部を強く圧縮することで生じていると結論付けました。この成果は、高い解像能力で長時間安定して磁場測定を行うことのできる「ひ
2017年9月15日 自然科学研究機構 国立天文台 宇宙航空研究開発機構 宇宙科学研究所 2017年9月6日から11日(いずれも日本時間)にかけて計4回、太陽で大規模フレア(爆発現象)が発生しました。9月6日のフレアは太陽面の中央付近で起こりましたが、その後、フレアを起こした活動領域は太陽の自転により西(向かって右)側へ移動し、11日のフレアは太陽の縁で起こりました。9月6日と11日に起こった大規模フレアについて、太陽観測衛星「ひので」はX線観測により、その爆発の瞬間をとらえることに成功しました。その時の動画を公開します。 動画1 大規模フレアを起こした活動領域の9月5日から6日にかけての「ひので」によるX線動画:活動領域に磁場のエネルギーがたまり、9月6日11:53(世界時)に大規模フレアが起こった様子がとらえられている。(©国立天文台/JAXA) 動画2 「ひので」X線望遠鏡がとらえた
日本時間9月6日、大規模な太陽フレアが2度にわたり発生した。とくに21時ごろのフレアは11年ぶりとなる最強クラスのフレアで、この現象に伴う太陽風の乱れが8日の夜ごろ地球に到来すると予測されている。 【2017年9月7日 NASA/宇宙天気ニュース/情報通信研究機構】 9月6日18時ごろ(日本時間、以下同)、太陽表面の南西の活動領域(黒点群)2673で大規模フレアが発生した。太陽フレアの強度はピーク時のX線強度によって弱い方からA、B、C、M、Xに分類されるが、このフレアの強度はX2.2で、2015年5月5日以来2年4か月ぶりのXクラスのフレアだった。 さらに同夜21時ごろ、同領域でいっそう激しいX9.3の大規模フレアが発生した。最強であるXクラスのフレア強度が9以上に達したのは、2006年12月5日以来11年ぶりである。 太陽観測衛星「SDO」がとらえたX9.3の大規模フレア(右下の明るい
TOTAL SOLAR ECLIPSE - August 21, 2017 On Monday, August 21, 2017, all of North America will be treated to an eclipse of the sun. Anyone within the path of totality can see one of nature’s most awe inspiring sights - a total solar eclipse. This path, where the moon will completely cover the sun and the sun's tenuous atmosphere - the corona - can be seen, will stretch from Salem, Oregon to Charlesto
米航空宇宙局(NASA)が公開した太陽の磁場の活動領域「AR12665」の画像(2017年7月5日撮影、同年8月7日提供)。(c)AFP/NASA 【8月8日 AFP】米航空宇宙局(NASA)は7日、太陽観測衛星「SDO(Solar Dynamics Observatory)」が先月5日に捉えた太陽の強烈で複雑な磁場の活動領域の画像を提供した。この領域は活動を強めながら太陽の表面を横切り、先月17日にSDOの観測範囲外に抜けた。 複雑な磁場を伴う黒点はしばしば興味深い太陽活動の源となる。太陽表面を横切る13日間の旅の途中、「AR12665」と呼ばれるこの活動領域は、数回の太陽フレア(太陽面爆発)のほか、突発的に大量のプラズマを放出するコロナ質量放出(CME)と、太陽放射線(太陽高エネルギー粒子)の強度が突然急上昇する太陽高エネルギー粒子現象(SEP現象)を1度ずつ引き起こした。(c)AFP
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く