第2部:企業向け製品編(つづき) 最近は無線IP電話の導入を検討する企業が増えたため,ハンドオーバーの処理が不要な同一チャネルを設定するタイプの製品が注目されている。 その一方で,従来通りアクセス・ポイントごとに異なるチャネルを設定するタイプでも,工夫が進んでいる。ハンドオーバーの際のIEEE802.1X認証の処理を一部省略することで通信の途切れを最小限にとどめる「PMKキャッシュ」と呼ばれる技術が採用されるようになった(図2-6)。 図2-6●アクセス・ポイント間の切り替えを速くするPMKキャッシュのしくみ 複数チャネルを組み合わせて使うタイプの無線LANスイッチは,端末の接続先のアクセス・ポイントが切り替わる際の再接続処理を高速化するために「PMKキャッシュ」という技術を使っている。認証時に無線LANスイッチにキャッシュしておいたPMKを使うことで,アクセス・ポイントを切り替える際にい
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