被災河川で基準超すダイオキシン 9月7日 4時0分 東日本大震災の被災地のうち、宮城、福島、茨城の3つの県の河川など7つの地点で、基準値を超えるダイオキシンが検出されたことが分かりました。環境省は、直ちに人の健康に影響を与える心配はないとしていますが、今後も調査を続けることにしています。 東日本大震災では、地震の強い揺れや津波で多くの工場などが壊れ、有害物質が漏れ出た懸念があることから、環境省は、ことし5月から7月にかけて、青森、岩手、宮城、福島、茨城の5つの県にある海域や河川、地下水の合わせて320の地点で毒性のあるダイオキシンの濃度を調べました。その結果、河川では、宮城県の東松島市など4地点と福島県郡山市、茨城県日立市の合わせて6つの地点で、また地下水では、福島県いわき市の1地点で、長期間摂取すると人の健康に影響を与える恐れがある基準値を超えました。海域では、いずれの地点でも基準値を下