高さ500メートルの大台を1日に突破した東京スカイツリー(東京都墨田区)。 これまでは鉄骨を組み上げて高さを更新してきたが、今回は見た目の高さが変わらないまま、497メートルから511メートルに数字が変化する異例の“成長”となった。 鉄骨を組んでつくるタワー本体の頂上(497メートル)では、先月20日以降、地上デジタル放送用アンテナを取り付ける「ゲイン塔」の揺れを抑えるための「頂部制振装置」が仮設された。この装置は「制振機械室」に収納され、避雷針も取り付けられたため、先月末までに見た目は511メートルに達していた。 しかし、制振機械室は仮設のため、事業主体・東武鉄道では、高さの更新と見なしていなかった。1日の作業では、タワーを貫く空洞内で組み立てられ、地上から徐々に引き上げられていたゲイン塔が、497メートル部分に達し、制振機械室と接合したため、500メートルの突破とした。 これから、ゲイ