【コピアポ(チリ北部)=平山亜理】33人の作業員が地下700メートルに閉じ込められているチリ北部コピアポ近郊の鉱山落盤事故で、9日午前8時(日本時間午後9時)過ぎ、救出用に掘られていた縦穴が貫通した。8月5日の落盤発生以来約2カ月が経過した段階で、救出作業はついに最終局面に入った。 貫通したのは、元々通っていた細い穴を人が通れるように拡大した「プランB」の穴。サイレンが鳴り響き、地上で待っている家族たちは喜びのときの声を上げた。早ければ現地時間の11日夜から12日朝にも最初の作業員を救出できる見込みだという。