重いタンクを背負った人がノズルから農薬をまく――。夏の水田でよく見かける光景が近いうちに消えるかもしれない。無人小型機、ドローンが農業にも進出、遠隔操作で農薬を散布したり、農作物の生育状況を把握できたりする時代が近づいているのだ。制空権を握る企業はどこか。つばぜりあいは始まっている。浜松市の山中、クレー射撃場だった広場でカニのような形をしたドローンが飛ぶ。ヤマハ発動機が開発した農業用ドローン「

電通国際情報サービス(ISID)は2017年9月8日、農業ITベンチャーのベジタリアに約5億円を出資すると発表した。ISIDはベジタリアの第三者割当増資を引き受けて、発行済み株式数の約9%を取得する。 ベジタリアは2010年10月設立でクラウド型営農管理システム「アグリノート」などを提供している。アグリノートは農場の環境情報や作物の生育状況を常時モニタリングできるIoT(インターネット・オブ・シングズ)センサーや水田センサー、地図情報を基に、農場を管理したり農作業を記録したりする。植物病理学を基にセンサーデータを活用しながら生産者をサポートしている。 ISIDは中期経営計画の基本方針に「新たなビジネス領域の開拓」を掲げて、戦略領域と位置付けるIoTやビッグデータ分野のうち、農業ではブロックチェーン技術を活用して有機農産品の品質を保証する実証実験を進めている。農業ITベンチャーへの出資は初め
産業技術総合研究所はこのほど、牛の脂肪交雑(霜降り)の程度を、生きたままの状態で計測できる装置のプロトタイプを開発したと発表した。牧場での肥育プログラムの改善や、競り市でのより正確な価格評価への応用が期待できるとしている。 地盤工学などに利用するために開発した、大きな物体でも表面から数センチ内部の部位を非侵襲スキャンでき、水分子と油分子を識別できる「片側開放型プロトン核磁気共鳴スキャナ」の技術を応用。牛の脂肪組織中の脂肪分子と筋肉組織中の水分子を推定することで脂肪交雑を測る装置のプロトタイプを開発した。 脂肪交雑は本来、ロース芯(胸最長筋)の霜降り状態で決まるが、体表から10センチ以上深いところにあるため同スキャナでの計測は困難。代わりに、より体表に近い僧帽筋を対象にした装置を開発し、僧帽筋、サーロイン、赤身など計17個の牛肉ブロックの試料を計測したところ、約10秒と短時間・高精度で脂肪交
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