1.はじめに STAP細胞を巡る騒動は未だに続いています。今回は、この一連の騒動に関する私見を述べます。もっとも、私は分子生物学に関しては専門外ですので、あくまで科学の世界のルールという観点から考察します。博士課程ドロップアウト者で、論文を日本語・英語で計2報しか掲載できなかった私にその資格があるかどうかはわかりませんが。 ちなみに、論文のテーマはどちらも牛のうんこです(本当)。学会発表は口頭・ポスターで合わせて4回行いましたが、やはりテーマは全て牛のうんこでした(本当)。 参考(宣伝):うんこと食料自給率 −物質循環− 2.小保方氏本人による検証実験の是非 科学の定義は色々あるかと思いますが、「再現性」「普遍性」が重要な候補として考えられると思います。つまり、「いつでも・どこでも・誰でも」が鉄則だということです。特定の個人の手でしか起こせない、他人の手で再現できない現象は科学ではありませ
もう逃げ場はどこにもない。決定的な証拠を突きつけられ、限りなく「クロ」と判定されたSTAP細胞。国民の税金を使い不正研究を続けてきたとすれば、小保方さんには最悪の結末が待っている。 研究費は国民のカネだから 「小保方晴子さんは、完全に退路を断たれています。STAP細胞はほぼ存在しないという状況に追い込まれてしまった以上、今後彼女は一連の不正責任を問われることになる。理化学研究所から懲戒解雇されるだけでは、事態は収束しません。最悪の場合、刑事告発される可能性もあります」 そう語るのは、東京大学医科学研究所特任教授の上昌広氏だ。 疑惑噴出から4ヵ月が経ったSTAP騒動についにピリオドを打つ、決定的な事実が発覚した。6月16日、STAP論文の共同著者である山梨大学の若山照彦教授が会見を開き、「STAP細胞があるということを示す証拠はない」と明言したのだ。 論文ではSTAP細胞の作製には若山教授が
小保方氏、公開したノートの反応に心痛…ハート記載に「これが実験ノート?」の声 デイリースポーツ 5月8日(木)13時18分配信 STAP細胞の論文問題で渦中にある、理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー(30)の代理人を務める三木秀夫弁護士が8日午前、大阪市内で取材に応じた。理化学研究所の調査委員会の再調査不開始の動きに対する不満と同時に、7日に一部を初公開した小保方氏の実験ノートの取り上げ方にも苦言を呈した。 ノートの随所にハートマークが記載されていることが一部で注目されている。三木弁護士は「研究者仲間では『何だこれは?これが実験ノートか?』という批判があり、そういう捉えられ方をしていることに彼女は心を痛めています」と大阪府内に入院中の小保方氏の心情を代弁した。 「非常につらい。(証拠を)出さないと出していないと言われるし、出したら出したでいろいろ突っ込まれる。そんな渦の中に彼
STAPについてはなるべく客観的な立場で書いてきたつもりですが、今回は少し主観が入ります。というのも、理研の調査中間報告の質疑応答で、気になる点が1箇所あったからです。 続きを読む
研究を進めるとき、自分の喜ぶ結果がでたら、ほとんど確実にミスがある。これは、研究者にとって普遍的な現象だと思う。また、間違ってない発見をしても、冷静になるとつまらないことも多い。新しくて意味のあることを見つけるのは想像以上に困難であり、精神がすり減るようなことを繰り返し経験する。しかし、そういうことは本気で研究をしないと分からない。研究者になる前の僕が一人で研究を始めたとして、それを意識できたかどうかは分からない。真剣に科学にとりくむ環境があってこそ、そういう経験が「普通に」できたのだと思う。 某細胞の件。日曜日には、意図的な捏造の可能性が高くなって呆然とした。しかし、そうする理由が全く理解できなかった。今日の学位論文のイントロには驚いたが、落ち着いてくると何となく分かってきた。要するに、O氏の周りには研究環境がなかったのだ。結果を出さないといけないプレッシャー云々とか、そういうのに駆動さ
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