『美術手帖』で連載ページを持つなど、芸術家として評価が高いながさわ。2013年2月に開催される「第1回京都版画トリエンナーレ」への出品も決まっている。 これまた、どこを落としどころにするのだろう。 前回の古木克明に続いて、この秋もう一人気になる野球人がいた。 芸術家・ながさわたかひろ。詳細は過去2回の記事に委ねたいが、簡単に説明すれば、自らの境遇を重ねあわせた一場靖弘を追い掛け、2010年、'11年の2シーズン、東京ヤクルトの全試合分の名場面を描き、そのカードを選手に渡してモチベーションにして貰うことで、チームと共にペナントレースを戦ってきたという自称“プロ野球選手”――。 昨年オフに一時現役引退を示唆するも、選手生命を懸けた個展「応援/プロ野球カード」により、作品に書き加えられた有名・無名人問わないながさわへの“応援”メッセージが、もう一度立ち上がる力を与え、「まだまだやれることがある」