ケータイを“会社の顔”にしませんか−。KDDIは、auブランドの携帯電話端末の外装に企業独自のデザインを施す法人向けサービスを8月下旬に開始する。取引先や顧客の前で、企業のロゴやイメージカラーをあしらった携帯電話を取り出せば、イメージアップにつながるとPRしている。 携帯電話の色やデザインは多様化し、外装パネルを取り換えられる機種も人気が高いが、メーカーの量産品しか供給されていなかった。 KDDIは今回、取り換えられる外装パネルを企業ごとに特注する仕組みを導入。同時に、最初に現れるメニュー画面も企業の独自仕様に変更し、業務での使い勝手を向上させる。 同社は、大勢の外勤職員が携帯電話を使用する運輸、鉄道、建設、金融・保険などの企業で需要が大きいと想定。一方で、社員の一体感を高めたり、会社貸与の携帯と個人所有品との使い分けを促す効果もあるとして、中堅中小企業にも採用を働きかけていく考えだ。