書店調査会社のアルメディアによると、2020年5月1日時点での書店数は1万1024店、総売場面積は122万2302坪になった。書店数のうち、売場面積を持つ店舗に限ると9762店となり、1万店を割り込んだ。 この20年間、書店の数はほぼ変わらないペースで減少を続けている。都道府県別でみると、書店数が最も多い東京都も前年同時期から51店減少し1171店となり、売場面積は3384坪縮小し、9万7525坪と10万坪を割り込んだ。東京都に次いで売場面積が大きい愛知県は、同4945坪減の7万6533坪となった。 規模別の占有率推移では、100坪以下の中小書店の比率が52・9%と前年より0・5ポイント低下し、100坪以上の店舗は34・7%と前年とほとんど変わらなかった。ここ数年、大型書店の比率が横ばいになっており、小規模書店以上に100~300坪程度の中型書店の閉店・撤退が増えているといえそうだ。 書店