ミケランジェロの『瀕死の奴隷』、プラクシテレスの『ヘルメス像』など、古典的なローマ彫刻を描いた名画の数々。実に、美しい。 と思って良く見ると、な、なんと、一面無数のラクガキ(?)で描かれています! それらのラクガキ一つひとつが、なんとなんと、美しい身体や輪郭の曲線、さらには表情や筋肉などを浮き彫りとする細かい陰影、そして背景などを演出しているのです! しかもそのラクガキ、それらの彫刻とは間逆の、ゆる~い、イラストタッチ。実に実にコミカル!! 例えば、メルヘンチックなゾウやキリンなどの動物たちやら、女体や女子高生やら、骸骨やら、この世には存在しない生物やら物やら……。さらには、女体を見て興奮する男などなど、どこかストーリー性まで感じられ、ジックリ舐め回すように鑑賞しても、まったく見飽きない! もう、完全に現代アート。 この相反する異色の絵画がガッチリと融合している様子、かなりカオス。強いメ