米Googleは、9月1日にGmailで起きたサービス障害の原因について、ルータの過負荷によるものだったことを明らかにした。 障害の発端となったのは、同日朝に定期アップグレードのため、Gmailの一部サーバをオフラインにしたことにあると同社は説明している。これらサーバがオフラインになっている間、GmailのWebインタフェースはほかのサーバにトラフィックを送る。このときに、リクエストルータ(トラフィックを適切なGmailサーバに転送するサーバ)の幾つかが過負荷状態になった。Googleが最近リクエストルータに変更を加えた際に、「負荷を少し過小評価していた」ためだという。 過負荷状態のリクエストルータからほかのルータにトラフィックが転送され、さらに過負荷状態のルータが増え、数分のうちにすべてのリクエストルータが過負荷になった。この結果、Gmailサーバにリクエストが転送されず、ユーザーがGm
