本家/.の記事より。「Eメール破産」を申し立てた人が注目されている(Washington Postの記事)。 といってもお金の問題ではない。記事に登場するベンチャー・キャピタリスト、Fred Wilson氏の場合、「負債」としての未読メールが溜りすぎて対処しきれなくなり、現時点で未読のものは消すからもう読まない、返事が欲しいのにもらっていないときはもう一度送り直してくれ、と自らのブログで宣言したそうだ。大学教授やシリコンバレーのCEOでWilson氏に続く人々も出てきている。もっと極端な例として、今年の残りはメールをもう見ない、と宣言した人もいるらしい。すべきことが残っている、という感覚がどこまでも付きまとうのがイヤということのようだ。 このような「Eメールお断り」ポリシーの先駆者は計算機科学の父、Donald E. Knuth教授であろう。1975年からEメールを使っていた教授は、「雑事