
米SourceForgeでは毎月1つのプロジェクトを投票で選び、「Project of the Month(今月のプロジェクト)」の栄冠を与えている。2013年6月の「今月のプロジェクト」に選ばれたのは、Windows互換のOSをスクラッチで制作している「ReactOS」プロジェクトだ。プロジェクトの開発者に、その開発過程や内情について聞いた。 ――ReactOSは、Windows XP/2003のデザインに基づいて、一からプログラミングされたフリーかつモダンなOSである。ReactOSについてもっと詳しく知るべく、現在同プロジェクトでコーディネーターを務めるAleksey Bragin氏から話を聞いた。 ――ReactOSとは? ReactOSは、Microsoftが開発した以外のOS上でWindowsドライバやアプリケーションを利用できるようにするために開発された、Win32サブシステ
2月7日、Windows互換のOS環境「ReactOS」の最新版「ReactOS 0.3.14」がリリースされた。新たなTCP/IPドライバによりネットワークのパフォーマンスが向上したほか、無線LANサポートなども強化されている。 ReactOSはWindows NT互換OS環境をオープンソースで実装するプロジェクト。Windows向けのアプリケーションやドライバとバイナリレベルでの互換を目指している。 ReactOS 0.3.14は2011年3月にリリースされた0.3.13以来のリリースとなり、新たなTCP/IPドライバの導入などが特徴となる。これにより安定性やパフォーマンスが大幅に向上し、ネットワーク帯域を多く利用するアプリケーションも利用できる様になったという。NT5.1ドライバとの互換性も向上しているほか、暗号化無しおよびWEP暗号化された無線LANネットワークへの接続もサポートさ
コンピューターというハードウェアを活用するために欠かせないのが、OS(Operating System:オペレーティングシステム)の存在です。我々が何気なく使っているWindows OSやMac OS XだけがOSではありません。世界には栄枯盛衰のごとく消えていったOSや、冒険心をふんだんに持ちながらひのき舞台に上ることなく忘れられてしまったOSが数多く存在します。「世界のOSたち」では、今でもその存在を確認できる世界各国のOSを不定期に紹介していきましょう。今回は「ReactOS」を紹介します。 WindowsクローンOSを目指した「FreeWin95」 いつの日か、本連載で語る日が来るかも知れませんが、1990年代後半からWindows OSは高いシェアを保持し、現代に至るまで維持してきました。Net Applicationsの調査によると、2011年末の時点でも90パーセント以上のシ
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