海外から日本へのインターネット接続を中継するプロキシーサーバーを無届で設置していた中国人の女性が、電気通信事業法違反の疑いで警察に逮捕された(NHK)。 去年2月から6月にかけて、茨城県内の住宅にプロキシサーバーを設置し運用していた疑い。去年4月に発生した不正送金の捜査において、このプロキシサーバーを経由して海外への送金が行われていたことから逮捕に至ったとのこと。
Windows 7/8.1のNTFSで、WebページからOSを停止させることの可能なバグが発見された(Ars Technicaの記事、 Aladdin RDのブログ記事、 The Vergeの記事)。 NTFSのマスターファイルテーブル(MFT)は、ルートディレクトリの「$mft」というファイルに格納されている。このファイルはファイルシステム上から参照することはできず、ファイル名を直接指定して開こうとしてもアクセスは拒否される。ただし、「C:\$mft\123」のようにディレクトリ名として指定してアクセスすると、新たにプログラムが起動できなくなったり、BSoDが発生したりする。 これはディレクトリとして$mftを開くために排他アクセスを取得し、ディレクトリでないことが判明した際に$mftのERESOURCEを解放してしまうことが原因となっているようだ。そのため、Windowsを再起動しない
12月に開催される機械学習関連のトップカンファレンス「Neural Information Processing Systems(NIPS)」に向けた論文の締め切りは5月19日だったのだが、これに合わせて世界中の研究チームがクラウドを利用したため、Google CloudとMicrosoft AzureのGPUが一時的に枯渇していたという(Register)。 GPUがニューラルネットワークに必要なベクトル計算を高速に並列処理できるため機械学習に適していることから起きた事象のようだ。 また、需要に応じて料金が変わるAmazon Web Services(AWS)のスポットインスタンスでも、この日の直前に料金が跳ね上がり、20日になって下がったことが観測されているようだ。
Amazonが、退職後すぐにGoogleに転職した元社員を訴えている模様(Seattle Times、Slashdot)。 訴えられたのは、Amazon Web Serviceで事業開発のポジションに就いていたZaltan Szabadi氏。氏は5月よりGoogleのクラウドプラットフォームで同様のポジションに就いている。 Amazon側の主張によれば、Szabadi氏はAmazonに就職した2008年、秘密保持契約書と非競争契約書に署名しているとのこと。この契約書には、企業秘密や機密情報を競争企業に漏らさないことが規定されていた。また、もしAmazonを退職した場合には、Amazonで一緒に仕事をしたことのある人とは12か月間は取引を行わないこと、また、競争企業への就職は18か月間以内には行わないことも明記されていた。つまり、Amazonを退職後すぐにGoogleに就職することは契約違反
ジョイゾーという企業が、税別39万円で業務システムを開発するというサービスを始めるそうだ(日経ITpro)。 サイボウズのクラウド型業務システムプラットフォーム「kintone」を使ったシステム開発を提供するというもので、低価格化のため開発内容のヒアリングなどはサイボウズのオフィスで行うという。ヒアリングは1回2時間以内で初回は無料、計3~4回。初回のヒアリング時にはkintoneでその場でベータ版のシステムを試作するとのことで、逆に言えばそこでできるレベルのシステムしか開発できないということになる。 システム完成後の機能追加などについても、同様に39万円単位で行える模様(納品後30日以内の修正作業は可能)。また、納品後はサイボウズにkintoneの使用料の支払いが必要になるという。別途月額3万9000円で保守対応も請け負うそうだ。 あらかじめ値段を提示してそこでできる範囲に限るという手法
特定事業者による「ビットコイン採掘の独占」が発生したそうだ(Ars Technica、Slashdot)。 コーネル大学の研究者らによると、「GHash」なる事業者がビットコイン採掘処理の51%を最長12時間に渡り占めていたという。また、GHashの運営者に関しては明らかになっていない点が多く、さらにGHashは51%の境界を超えないことを宣言していたにも関わらず独占を実現したとのこと(プレスリリース)。 特定事業者が採掘処理の過半数を占める事態が発生したのは2009年のビットコイン運用開始以来初めてであり、従来の通過に対する優位性とされてきた「分散型仮想通貨」の特徴が根底から覆される事態と成り得るという。 分散性が失われることとは、独占事業者がビットコインのトランザクションを制御できてしまうことを意味する。同じコインを2度使用したり、競合事業者のトランザクションを拒否したり、より多くのビ
先日破綻したビットコイン交換所Mt.Goxの元CEO、マーク・カーペレス氏がTwitterで再びツイートを始めたそうだ(WIRED、Slashdot)。 本人によるツイートは昨年の10月19日が最後であった。しかし今週に入り「BusyBoxが無ければ何もできない」、「今日の東京は夕日がとても綺麗」といったツイートや、日本の公共交通やカップ焼そばを褒める他愛もない内容のツイートが続いており、返信欄は嫌みや罵りなどで埋まっている模様だ。 自身の起こした事態を認識していない、もしくは忘れたかのようなこの一連のツイートを受け、Mt.Goxが技術的問題に直面していた際に手助けをしたというビットコイン・ウォレット「Blockchain」のAndreas Antonopoulos CSOは「良心の呵責の全くない、自信過剰かつ自己陶酔しているナルシシストであるという彼の評判をさらに確固たるものにしている」
5月上旬に、『実家の回線電話が突然使えなくなった?KDDI「ソフトバンクから要請があったから解約した。工事済で復旧不能。使いたければ新規契約を」』という話が一部で話題になっていたのだが、この件の顛末がやっと明らかになったようだ。結論を先にいうと、FTTHサービスである「NURO光」の契約時に同時に電話回線契約が行われていたためにKDDIとの回線契約の解約が行われていたという。 この事件は、切通理作氏の実家の固定電話が突然使えなくなり、電話回線の契約をしているKDDIに確認したところ、「ソフトバンクから要請があったから解約した」と言われたというもの。ソフトバンクと契約を行ったことはないとしてKDDIに確認を求めたものの、「工事済で復旧不能。使いたければ新規契約を」との回答しか得られなかった、という。KDDIのミスか、それともソフトバンクが勝手に契約をでっちあげたのか、などとTwitter上で
先日、「みんなの顔文字辞典」というアプリで顔文字データなどの保存・共有のために使われていたサーバーに対し、Baidu(百度)のクローラが大量のアクセスを行うという事件があった(ITmedia)。これに対し、Baiduが「声明」を出している。 Baiduに対しては、このアクセスによって「みんなの顔文字辞典」に保存されているデータを入手し流用しようとしているのではないかという嫌疑が出ているが、Baidu側は多数のアクセスについては「1秒間に50回にも上るリクエストがなされていた」と認めているものの、その目的については明らかにせず、また「上長の事前確認をとっていないこと、及び上長による指示に基づく行為ではない」として一部スタッフが独断でやったことを述べている。なお、リクエストとして送信された文字列は「当社内で自然言語処理を行った当社内で保有する文字データーです。一部報道にありますユーザーの入力デ
GoogleはStreet View撮影車で撮影した画像から住所などを読み取るための画像認識アルゴリズムを開発しているそうだ。このアルゴリズムの検証には「CAPTCHA」と呼ばれる、変形させた文字が含まれた画像からその文字や数字などを読み取らせる問題を使っており、開発されたアルゴリズムでは非常に高い精度で文字を読み取れるという(TechCrunch)。 Street Viewでの住所や番地認識では、さまざまな角度から撮影され、またノイズなども含まれる画像から正確に数字を読み取ることが求められる。これはCAPTHAと同様の問題となるそうだ。Googleが開発したアルゴリズムで同社の「reCAPTCHA」問題を解かせたところ、99.8%の精度で正答を導き出せたという。つまり、ほとんどのCAPTCHAを機械的に解くことができてしまうということになる。 今後このようなアルゴリズムやその実装が広く公
奈良市の公式Webサイトの構成がひどいと話題になっている。 指摘されているのは、1つのページに多数のパンくずリストが表示されていたり、ダウンロードページでサイドバー内にファイルへのリンクが並んでいる点など。 ちなみにこのWebサイトを構築したのは富士通だそうで、仕様書も公開されているようだ。 このような「ひどい」サイトは少なくないが、仕様書に「アクセシビリティに配慮」という表記もあるにも関わらずこのような内容になっている点がツッコミどころだろうか。
京都府では登録者に対し防災情報を配信するメールサービスを提供しているが、14日に発生した地震の情報を同サービスが配信したところ、NTTドコモのメールアドレスを登録していた利用者にはこのメールが届かなかったという問題が発生したそうだ(読売新聞)。また、KDDIの一部の機種では全文を表示できなかったという。 不具合の原因は、約500文字(全角換算だと思われる)を超える行があったためだという。メールのメッセージフォーマットを規定しているRFC 2822では、1行の文字数はRLFを除いて998文字以下でなければならず(MUST)、78文字以下であるべき(SHOULD)とされている。 これを受けて、府防災・原子力安全課は500文字未満で自動改行するようシステムを修正したとのこと。
かつてのインターネットには、訪問者の目を引くためにさまざまな手法が使われており、その1つにInternet Explorerの独自拡張タグであるMARQUEEタグを使ってテキストを電光掲示板のように移動させながら表示させるというものがあった。MARQUEEタグはそのうざさから時代の流れとともに使われなくなったが、このような「横に流れるテキスト」が、三菱東京UFJ銀行のWebサイトで使われていることが話題になっている(市況かぶ全力2階建:三菱東京UFJ銀行の公式サイトがフィッシング詐欺対策を頑張り過ぎてむしろフィッシングサイトより胡散臭くなる)。 サイトでは、三菱東京UFJ銀行のネットバンキングユーザーを狙ったフィッシング詐欺に対し注意を呼びかけるテキストがMARQUEE風に表示されている。コードを見てみると、MARQUEEタグではなく、JavaScriptて高速でテキスト領域の位置を変更す
HPが、サーバ製品におけるファームウェアの提供条件を厳格化し、今後は保証期間内であるかサポート契約を結んでいるかのいずれかを満たさないとアクセスできないようにしたようだ(日本HPのサポートページ、日本HPのサポートFAQ、米HPのアナウンス、slashdot)。 この『保証期間内』というのもくせ者で、ZDNetによると、再販業者(リセラー)から製品を購入した場合には、実際に購入した日付ではなく再販業者がHPから製品を購入した日付が『保証期間』の起点となっているらしい。 今回の変更は、これから販売される製品だけではなく、既に販売されたものも対象となっている。このため、米HPサーバ部門のバイスプレジデントMoCoy氏が自身のブログで述べているように、HP製のサーバを導入している組織や団体、個人などでは、今後「決断を迫られる」場面が出てくることも予想される。 サーバ市場のシェア争いで10年以上も
先日「Windows 8.1 with Bing」と呼ばれるSKUのスクリーンショットが流出したが、このSKUが無償または低価格のアップグレード版としてWindows 7ユーザーに提供される可能性があるそうだ(The Vergeの記事、 本家/.)。 Windows 8.1 with BingでWindows 8.1のユーザーを増やし、Microsoftのクラウドサービスやアプリの利用を促進する狙いがあるとのこと。Microsoftは低価格デバイス向けに大幅値引きを検討しているとも報じられているが(/.J記事)、Windows 8.1 with Bingがメーカーに提供される可能性もあるという。なお、スクリーンショットが流出したのは初期のバージョンであり、現在のところ同梱されているBing関連アプリは通常のWindows 8.1と大きな違いはないそうだ。MicrosoftではWindows
Autodeskの告知によると、Autodeskが2015年2月1日から現行の「アップグレード価格体系」を簡素化し、すべての旧バージョンから最新バージョンへのアップグレード購入オプションを終了するという。今後は最新版のソフトウェアを使いたい場合、最新版を追加購入するか、もしくはサブスクリプション契約を行う、レンタルライセンスを導入する、という選択肢から選ぶことになる。 現行のアップグレードポリシーは2013年2月1日から施行されているもので、1~6世代前のバージョンからアップグレード可能、価格は新製品の70%だった(参考リンク)。今回のポリシー変更により、たとえ1世代前からバージョンアップしたい場合でも、優待などは得られず、新たに製品を購入しなければならない。 ちなみに昨年9月から一部製品で導入されているレンタルプランは1ヶ月/3ヶ月/1年単位でソフトウェアを利用できるものだ(マイナビの記
Gmailにメルマガや広告メールなどの配信停止を簡単に行うための機能が追加されるそうだ(ComputerWorld、slashdot、GIGAZINE)。 現在Gmailの受信トレイでは、一部の対応するサービスからのメールについて、件名の横に「動画を表示」や「荷物を追跡」、「注文を表示」といったボタンを表示する機能が搭載されている。「配信停止」もこの1つとして追加実装されるとのことで、またメールのヘッダ部分にも「配信停止」リンクが表示されるという。これをクリックすると確認用のポップアップが表示され、Gmailを離れることなく不必要なメール配信を停止できるようになるそうだ。 Gmailのスパムフィルターの問題の1つに、ユーザーが広告メールなどの「スパムではないが不要なメール」を配信停止せず、代わりにスパム報告してしまうということがある。これが重なると商用メールであってもGoogleのシステム
15日0時30分ごろ、東急東横線の元住吉駅(神奈川県川崎市)で電車の追突事故があったそうだ(東急電鉄のお知らせ、 NHKニュースの記事、 MSN産経ニュースの記事、 朝日新聞デジタルの記事、 Sponichi Annexの記事)。 下り線ホームを過走して停車していた各駅停車に後続の各駅停車が衝突したという。追突した電車の運転士によれば、電車に近づいたことに気付いてブレーキをかけたが、間に合わなかったとのこと。この事故で追突した電車の先頭から2両が脱線し、19人が軽いけがをしたそうだ。東横線は全区間にATCが導入されており、正常に作動していれば後続の電車は手前で停止する。しかし、東横線は雪の影響でダイヤが乱れて運行間隔が詰まっており、運転士が解除していた可能性もあるようだ。一方、東急電鉄によるとATCが正常に作動していなかった可能性もあるとのことで、ATCやブレーキの動作、運転士の操作などに
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