民主党の鳩山由紀夫元首相は19日、テレビ東京番組に出演し、大阪市の橋下徹市長が次期衆院選に向けて首相公選制や参院廃止を掲げていることに対し、「実現の期限を区切らずに大きなテーマを掲げており、マニフェスト(政権公約)にはほど遠い。正攻法ではない」と批判した。 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設をめぐっては、鳩山氏は「現行の辺野古案には県民が総意で反対している。米議会の新たな動きを日本の国会議員も受け止めれば、(新たな)結論が出ない話ではない」と述べた。米上院の有力議員から嘉手納統合案など見直し案が出ていることが念頭にあるとみられる。 一方、15日の自らの沖縄訪問に批判が集まっていることに対し、「行ってよかった。私は県民のために戦おうとしたが、今、(政府は)必ずしも県の側に立っていない」と述べた。