台風19号による農林水産関係の被害額は、全国38の都府県で、合わせて970億円を超えました。被害額は、今後さらに増える見込みで、農林水産省は、被災した農家などへの支援策を早急にまとめたいとしています。 これは、先月、千葉県などに大きな被害をもたらした台風15号による農林水産関係の被害額の509億円をすでに上回っています。 被害の内訳をみますと、ため池や用水路など農業用施設の被害が全国で7000か所以上に上り、被害額は380億円、米やりんごなど農作物の被害は85億円となっています。 また、林道や木材加工の施設など林業関係の被害は267億円、さらに、漁港の施設など水産関係の被害が95億円となっています。 今回の台風19号では、河川の堤防が決壊し、浸水の被害が広範囲に及んでいる地域を中心に、被害の全容が把握できていないため、被害額はさらに増える見通しで、農林水産省は、被災した農家などへの支援策を