インターネット上の資金決済が広がるなか、店舗を持たないネット専業の銀行の預金量が全体で10兆円を超え、存在感を一段と高めています。 このほか、「大和ネクスト銀行」が27%、「楽天銀行」が22.6%、「じぶん銀行」が16.9%、「ジャパンネット銀行」が4.8%それぞれ増え、1行を除く5行が増加しました。 また、6行を合わせた預金量は10兆9700億円に上り、トップクラスの地方銀行並みの規模にまで増えています。 これは、カードローンや住宅ローンの貸し出し金利を低くしたり、ショッピングサイトを展開するIT企業との連携を強化したりすることなどで、新規の口座加入を増やしているためです。 ネット専業の銀行が存在感を一段と高めているのに対し、既存の銀行もネットを通じたサービスを強化していて、ネット専業ならではの新たなサービスを今後も打ち出していくことが課題となっています。