中米には、熱帯雨林や野生生物から古代文明の遺跡まで、探検の対象は多岐にわたる。この地域の冒険は、その内容によって危険にも単調にもなる。 ロビン・ハンベリーテニソン博士「パナマやコスタリカのモンテヴェルデ・クラウド・フォレストなど、中米全体を探検することをお勧めする。現地には優れた熱帯雨林の研究所が数多くあり、そこで楽しく、安全に研究に取り組める。もし遺跡に興味があるなら、中米には滅亡した都市や遺跡が無数に存在する。特にグアテマラは、まだ発見されていないマヤ寺院の宝庫だ」 ガンアング・ムル国立公園―ユネスコの世界遺産に登録されている同国立公園には、世界最大の洞窟や、老齢樹の熱帯雨林がある。洞窟の探検はツアーで行くのが簡単だが、中には探検が困難な上級者向けの洞窟もある。 ロビン・ハンベリーテニソン博士「1970年代に、私は英国の王立地理学会がこれまでに組織した最大の探検隊を指揮し、総勢130人
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