「ヴィーガン」ではない。「プラントベース」だ。肉好きな人は果たしてそのような食品を口にするだろうか? 企業が健康的な食事に対するアメリカ人の関心に応えようとするなかで、一部の食品において「プラントベース(訳注:植物由来の食品を中心とした食事法)」という用語が「ヴィーガン」や「ベジタリアン」と置き換わりつつある。ヴィーガンやベジタリアンなどの用語が食欲を減退させたり、対立を生み出したりしかねないという懸念があるからだ。 インポッシブルフーズ社は、肉を原料として使用せずに肉のような味がするパティを製造しているが、自社のハンバーガーをメニューに掲載する時には、これらの用語を使わないようレストランに要請している。 「大勢の人々にとってヴィーガンという概念は、動物由来の食品を食べてしまった人に対し、露骨に抗議の態度を示す人のことを指すものだ。私はヴィーガンだ。だが、多くの人にとってこのヴィーガンとい