これから書く文章の中には、読者のみなさんにとって、不愉快に感じられる箇所があるかもしれない。そのことをお許し願いたい。 わたしは大学を卒業していない。入学したが、わけあって大学を離れた。親や友人との交際も絶って、肉体労働をしながら、小さな小さな世界で生きた20代だった。 20代の終わり頃、腰を痛め、肉体労働もできなくなった。妻子とも別れ、養育費を送る身だったのに、金を稼ぐ術を失った。おまけに、ひどいギャンブル依存症になっていた。つてをたどり、やれる仕事は、他人にはいえないようなものでもやった。その一つが「女衒(ぜげん)」だった。簡単にいうなら、売春の斡旋である。 インターネットなどなかったから、三流夕刊紙に、内容をほのめかした広告を出す。男たちが電話をかけてきて、その男たちに女の子を紹介する。そんな、ヤクザがやっている商売の一番下っぱの仕事をした。わたしは、もっぱら新大久保のラブホテルに女
大学とは、「稼ぐ力」を身につける場所 文部科学省の「第1回実践的な職業教育を行う新たな高等教育機関の制度化に関する有識者会議」(2014年10月7日)でなされた提言が議論を呼んでいるという。 大学を「グローバルで通用する高度なプロフェッショナル人材」を輩出するG型(グローバル)と、「ローカルな労働集約型の産業で生産性向上に資するスキル保持者」を輩出するL型(ローカル)に分別して再編すべし。ごく一部のトップ校、学部以外はL型大学と位置づけて、職業訓練機能を強化せよ――。 これが提言の骨子。今の大学教育から生み出される人材と現実の経済社会が求める人材のミスマッチはよく指摘されていることだし、私もそれは強く感じる。 義務教育の目的が憲法で言うところの「最低レベルの生活ができる能力の付与」だとすれば、なぜ高校まで義務教育にしないのか、そもそも高校はどんな位置づけにあるのか不明である。大学教育の目的
「石油の帝国---エクソンモービルとアメリカのスーパーパワー」は、ひたすら「エクソンモービル」の実像に迫ろうとチャレンジした本です。 本日から、電子書籍も発売されました。 シェブロンがカリフォルニアに本拠を置き、比較的ソフトな文化を持つと言われるのに比べ、NYからテキサスに本社を移したエクソンの文化は傲慢であり、自己中心主義と評されます。 国連でブッシュを悪魔呼ばわりした故チャベスが率いたベネズエラ。 ベネズエラの原油は硫黄分が高く、ほとんどの製油所が精製に適しませんが、エクソンがベネズエラ国営石油会社と共同で設立したルイジアナの製油所はベネズエラ産原油に合わせて調整され、利益が出るようになっています。 エクソンにとっては、時にアメリカの国益さえ、自社の利益より後回しになります。 エクソンは1989年3月に、保有するタンカー「エクソン・ヴァルディーズ号」がアラスカで約42000KLの原油を
IFSAは外国人留学生のための様々な情報提供、就職・転職支援(日本人海外経験者含む)までを行う非営利団体です。 留学でアイデンティティ確認 国際結婚の先駆者 「太平洋の橋」を実践した生涯 新渡戸稲造は、「日本最初の国際人」として多方面で活躍した。彼はアメリカに留学し、アメリカのキリスト教に対応する日本の精神文化は武士道であると主張する。アメリカ人女性メリーとの国際結婚。「太平洋の橋」を築く第一歩が始まった。 日本最初の国際人 新渡戸稲造は、5千円札の肖像として知られている。しかし彼の人物やその足跡に関しては意外に知られていない。彼の業績で特筆されるべきは、第一次世界大戦後、世界の紛争解決を目指して設立された国際連盟の事務局次長としての活躍であろう。日本が生んだ「最初の国際人」と言われるゆえんである。 国際人としての新渡戸は、歴史教科書にも載るほどの有名人であるが、実は彼にはもう一つ教育者
2014年01月24日00:21 カテゴリ大局観、テーマ、見識[edit] ちゃぶ台をひっくり返したら、オシマイである 日本には日本人独特の考え方がある。外人に指示されるのは真っ平ごめんだ。 安倍総理の「米国、韓国、中国に対する強い態度」を支持する人々の深層心理がコレだ。気概は必要だ。景気は気から、と言われるように、前を向いて何クソと頑張る気持ちは必要だ。 しかし、「前を向いて何クソと頑張る気持ち」と他人(海外)との関係を無視する「意固地」とは全く違う。鎖国が不可能な日本経済は、自分とは価値観が異なる他人と上手に付き合い続ける必要がある。 家庭でも、自分とは価値観が異なる配偶者に怒って、ちゃぶ台をひっくり返したら、オシマイである。 facebookコメントヘ 「大局観、テーマ、見識」カテゴリの最新記事
キャンプファイヤーや暖炉のログをイメージしたデザインされた、ステンレス製のアルコールランプ。すっきりとしたデザインと実用性の高さが特徴です。 こちらは、プロダクトデザイナーのMichael Kononskyさんによるデザイン。 写真にもあるように、ビーチで熱いお茶なんてとても素敵だと思いませんか。 キャンプに行くのも大変だし、でも少し都会から抜け出したいな、なんてときありますよね。そんな時に、日帰りで行ける場所で、ちょっとしたキャンプ気分でこのランプを使うのってちょっと乙な感じがします。 とてもコンパクトなので、さっとバッグにいれて、簡単に持ち運べそうです。 アルコールランプなんて、随分昔に理科の実験で使ったきり。同じ原理でも、デザイナーのクリエイティブな才能が加わるとこんなにも変化するんですね。 この炎も都会的でモダンな気がしてしまう。 片手におさまり、一見なにかわからないところも魅力的
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