担当外ライン、どう混入?=「契約社員に不満」指摘も−農薬混入 アクリフーズ群馬工場製の冷凍食品からは、フライ、ピザ、コロッケの9点から農薬マラチオンが検出された。9点は種別ごとに別々の部屋に仕切られたラインで加工後、仕切りのない包装室で包装されていた。逮捕された契約社員阿部利樹容疑者(49)は、このうちピザの製造ラインを担当。県警は、どのようにして担当外のラインの製品にまで農薬を混入させることができたのか、他の関与者の有無も含めて捜査を進める。 契約社員の男逮捕=偽計業務妨害容疑、「覚えていない」と否認−農薬混入・群馬県警 同社などによると、群馬工場では従業員約300人が2交代制で勤務。各ラインは常時複数人で担当し、従業員が1人になる機会はないという。ある男性従業員は「生産中に、従業員が担当以外のラインに行くことはありえない」と話す。 マラチオンは同工場内に本来、存在せず、従業員はポケ