大学から伝統派空手を部活動として始めて現在まで練習を続け、もう10年以上になる。 そんな自分が今回の空手のパワハラ問題を聞いた時は意外に思った。 学校・町道場を問わず空手コミュニティでパワハラはあまり聞いたことがない。 おそらくパワハラがないのではなく、パワハラを受けた側がコミュニティからあっさり抜けてしまい問題が公になりにくいからだ。 空手を頑張っても金銭的に報われる事がほとんどないため、嫌な思いをしてまでコミュニティに踏みとどまる理由がない。 空手は大学卒業後に社会人選手として実業団や警察に受け入れられる人数が柔道・剣道に比べるとすごく少ない。 現役時は華麗な成績を残し、高校・大学空手の指導者と町道場の指導者を兼ねるような人物でも空手一本で家族を養うのは難しい。 町道場の練習場所は学校の体育館や公民館を借りるが、これらの施設は営利目的では借りられない。 従って高額な月謝も会員から取れな