スペインの郵便ポスト Photo: Jesús Hellín/Europa Press via Getty Images スペインの郵便局が先週、「反人種差別」を掲げてリリースした「多様な肌の色」切手が猛反発を浴びた。 【画像】炎上した「多様な肌の色」切手 国営の郵政公社が新たに発売したのは、ライトスキンからダークスキンまで、さまざまな肌の色を表した4枚の切手だ。だが問題視されたのは、その料金設定。一番明るい色の切手が一番高く、色が濃くなるにつれて安くなっている。 具体的にいうと、最も明るい色は1.60ユーロなのに対し、黒色の切手は0.70ユーロ。その差は2倍以上だ。まるで黒い肌は白い肌より価値が低いとでも示唆するように。 郵政公社のプレスリリースによれば、「色が濃くなるほど値段は安くなるため、郵送するときには、白い切手より黒い切手のほうが多く使われるようになる。その結果、各手紙、各発送