動物愛護運動家が、アメリカ最大級の豚肉生産業者の施設で撮影した潜入動画が公開された。動画には、豚が殴打され床を引きずり回される様子や、従業員が血に染まったタオルをお互いに投げ合う様子が映っていた。 11月11日にYouTubeに投稿された動画では、糞尿にまみれ、傷だらけになった豚が、生産ラインに追いやられる。多くの豚にまだ意識があり、処理されることを恐れ苦痛に震える様子が見て取れる。アメリカ合衆国連邦法では、家畜は殺される前に失神させなければならないと義務付けられている。 「あいつは、絶対生きてるぞ」と、豚の死骸がベルトコンベヤーに落ちていくのを見ながら、男性従業員が叫ぶ。この従業員は、食肉加工を規制しているアメリカ農務省(USDA)についても触れ、こんなことも言っていた。「見つかったら、閉鎖だぞ」。