非常に刺激的な一冊。まずはそう評価するべきでしょう。 序文をあのビルゲイツが書くこの本は「ライフログ」を先駆的に実践する著者が自らの体験とともに「ライフログ後」の世界の可能性について言及されています。 帯には、 「見聞きしたもの、位置情報、体の状態まで、全てをデジタル化すれば世界が変わる!」 とあります。そういった記録を残していく事によって私たちは完全記憶(トータル・リコール)を手にする事ができます。 それはあまりにもやり過ぎだろう、という声もあるでしょう。あるいは待ち望んだ未来がやってきたと感じる人もいるかもしれません。どちらにせよ、世界は徐々に「ライフログ」的な世界に足を踏み入れています。 例えば、Twitterです。日常の思った事をつぶやくだけではなく、最近では自分がいる場所の情報なども流す人が増えてきています。あるいは就寝時間や起床時間などもよくみかけます。これらの情報は「ライフロ