コンビニエンスストア業界の再編が加速化している。業界トップのセブン-イレブン・ジャパンを追う業界3位のファミリーマートと4位のユニーグループ・ホールディングス(サークルKサンクス)が今月1日に経営統合。これにより業界2位の座を奪われたローソンは、中堅コンビニとの提携などによって経営基盤の強化を図っている。セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンの3社の戦いの様相を呈するコンビニ業界は今後どうなるのか。業界動向に詳しいSMBCフレンド調査センター上席主任研究員の田中俊氏が占う。 提携受け「ダブルブランド店舗」オープン 「いらっしゃいませ」。店に入ると、ブルーを基調としたユニホーム姿の女性店員が笑顔で迎えてくれた。ユニホームの袖には「LAWSON」の文字が記されている。埼玉県内にあるコンビニエンスストア「ローソン・スリーエフ」。ローソンと、中堅コンビニチェーン・スリーエフによる「ダブルブラ