Location via proxy:   [ UP ]  
[Report a bug]   [Manage cookies]                

タグ

DTPと大地に関するakakitのブックマーク (2)

  • 電子出版史談:(3)「大地」とユズさん(2)

    DTPとは、編集者が「自由に」(もちろん制約の中で)何でも出来ると言われて何が出来るか、という話だったのではないか、といま思う。編集子も「版」との苦闘の末に知ったことは、漠然としたイメージでは何も実現できないこと、組版には歴史の中で形成されてきたルールがあるが、実現技術のベースが変われば、先人が直面したあらゆる問題に遭遇するということだった。柚口さんはじつに勇敢な方だった。いまの「電子出版」に最も必要なものだ。  (鎌田 解題) [大地」とユズさん(2) 承前。『大地が動いた』『普遍論争』という2冊の書籍出版にSuperDTP大地での制作という局面で関わることで多くのことを考えた。 一番大きかったのは、というものが版面設計の如何によってこうも表情を変えるものか、という感慨だった。版面のことを「ハンヅラ」と呼ぶことがある。「ツラ」とはよく言ったものだ。よく、表紙やカバーがの顔だと言う人が

  • 電子出版史談:(2)大地と『普遍論争』

    ではまったく人気がない中世哲学の最難関である普遍論争の解説書として書かれ、名実ともに成功作となった山内 志朗著『普遍論争―近代の源流としての』(哲学書房、1992)というは、出版というコトを考えるのに好個の事例を提供している。現在は平凡社ライブラリーの一巻として収録(2008)されており、個人的にもデジタル化してほしいの上位にランクされる。DTPの黎明期に企画・制作された同書の誕生秘話が、プロデュースした小林さんによって語られる。(鎌田解題) 『普遍論争』の大地によるオペレーションは、みずから行った。 哲学書房社主の中野幹隆さんは、小学館入社以前からの、ぼくにとってはかけがえのない編集者としての唯一無二の師匠だった。 その中野さんが、数枚の3.5インチフロッピーを手渡した。 「これ、何とかならないでしょうか。一太郎のファイルなんですが。ええ、山内さんという若い哲学者のお仕事です。内

  • 1