CS13世代ThinkPadの設計全体を担当した第一ノートブックシステム設計担当部長の塚本泰通氏(写真左)と、ThinkPad X240/240sの機構設計を担当した内野顕範氏(写真右) 「ボールペンを使っているときにバネのことを考えるやつは少ない。しかしバネだって設計する誰かがいて、役割を果たすべくボールペンに組み込まれている。世の中はそうやって、意識しないところにある誰かの努力がうまいこと回している」と、高校時代、政治経済科の教師が言っていたことをときどき思い出す。 ThinkPadにとっての再設計とは、ネジやゴム足さえ設計しなおすということ ThinkPad Xシリーズの新モデル「ThinkPad X240」は、前モデルのX230と比べて、約25%のバッテリー駆動時間の向上を果たし、約25%薄型化している。「いささか進化し過ぎでは?」と思ってしまうほどの進化はどのようにして実現したの
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