酒米を広げ冷ます作業をするメンバーら=秋田市大町6の新政酒造で2010年11月2日午後0時58分、岡田悟撮影 【秋田】県内蔵元の若手経営者5人のグループ「NEXT5(ファイブ)」が、技術を持ち寄って一つの日本酒を仕込む「共同醸造酒」のプロジェクトを2日始めた。全国でも珍しい試みで、完成品はクリスマスイブに発売予定。【岡田悟】 NEXT5は、自ら製造技術を身に着けた蔵元の30~40代の若手経営者5人が製造や販売のノウハウを共有するため結成。若者をターゲットにした日本酒の開発を目指している。メンバーは「ゆきの美人」の小林忠彦社長▽「白瀑」の山本友文常務▽「春霞」の栗林直章専務▽新政酒造の佐藤祐輔専務▽福禄寿酒造の渡辺康衛常務。 今後は毎年、各メンバーの蔵で共同醸造する予定で、1年目の今回は秋田市大町6の新政酒造で仕込む。酒米や酵母は新政が自社製品に用いるものを使うが、麹(こうじ)作りや蒸し作業