Charlie Osborne (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子 2016-09-14 17:30 ルーマニアにおいて、ある銀行の支払いサービスや、ATMでの現金引き出しがおよそ10時間にわたって停止した。その原因は、データセンターの消火設備にあった。 この奇妙かつ珍しい事件は、オランダの多国籍企業であるINGグループ傘下のING銀行がルーマニアのブカレストに設置しているデータセンターで発生した。事前に予定されていた消火設備のテストにおいて、消火用の不活性ガスを放出する際の大音量が原因で機器に障害が発生し、オンラインシステムの停止を招いただけでなく、システムに接続されていた多数のハードドライブが破壊され、取り返しのつかない深刻な被害がもたらされたのだ。 INGのリテールバンキング部門の責任者であるDaniel Llano氏は現地時間9月11日、I