外食チェーンはあの手この手で“胃袋”を奪い合っている。せっかく店でおなかを満たすなら、料理と共にそのビジネスモデルまで味わい尽くしたくはないか。『週刊ダイヤモンド』11月11日号の第1特集「味から儲けの仕組みまで 外食チェーン全格付け」の拡大版として、本誌と別テーマあるいは未掲載箇所をたっぷり盛り込んだ経営者たちのインタビューをお届けする。第3回は390円ラーメンで有名な日高屋を展開するハイデイ日高の神田正会長に聞く。(『週刊ダイヤモンド』編集部 大矢博之) ――業績が好調です。 われわれの特徴はラーメン業界の中でも売上高に占めるアルコール飲料の比率が高いこと。同業者はだいたい3~4%ですが、わが社では夏場になると17%まで高まります。食事をしてちょっと酒を飲んで帰るという、“ちょい飲み”ニーズをうまくとらえることができました。 ――駅前を中心に出店しています。 私が初めて出店した約40年