特徴量抽出の前段階として,直流成分除去を行える.直流成分であるオフセット値の推定方法として,短時間音声区間(フレーム)ごとに行う方法(オプション-zmeanframe)と,長時間平均を用いる方法(オプション-zmean)の二とおりが用意されている.前者は,特徴抽出の直前において,切り出された短時間フレームごとにオフセット推定と除去を行う.後者は,Julius起動後,無音を含めた最初の 48,000 サンプル分の振幅平均を直流成分(オフセット)として以降の入力の直流成分除去を行う. -zmeanframe は HTK の ZMEANSOURCE と同じ処理である. オプション指定時の注意:前者の -zmeanframe は,特徴量抽出のオプションであり,音響モデルごとに指定する必要がある.特に,複数の音響モデルを使用する場合,音響モデルごとに個別に指定する必要がある.一方,後者の -zmea