ZFS自体には、障害発生時にアラームを鳴らしたり、メールを自動送信したりする機能はありません。しかし、以下のコマンドで簡単に障害の有無を判定できますので、簡単な設定でメール送信することが可能です。 env LC_ALL=C zpool status -x 正常な状態であれば、上記のコマンドは、以下の1行を出力します。 all pools are healthy これを利用し、cronで定期的に状態をチェックし、障害があればメール送信をしてやります。cronを設定するには、root権限で以下のコマンドを実行します。 crontab -e エディタ(多くの場合vi。嫌な人は、EDITOR環境変数を設定しましょう)が開きますので、以下の行を追加します。 0 * * * * [ "`env LC_ALL=C zpool status -x`" != 'all pools are healthy'
本連載では、Solaris ZFS (以下 ZFS) の基本的なコンセプトやアーキテクチャから、その機能や実用・応用例を解説するという流れでZFSをご紹介させていただきます。 今回は、ZFSの基本的コンセプトとアーキテクチャの解説です。 Zの文字に込められた意味 ソースコードの複雑化と、扱うデータ量の増大に伴い、既存のファイルシステムでは管理性、拡張性、安全性、完全性、機能、性能が問題となることが多くなってきました。このような中、サン・マイクロシステムズ(以下、サン)のエンジニアチームは、まったく新しい、まるでコンピュータのメインメモリのように扱えるファイルシステムの開発を始めました。 目的は、既存のファイルシステムが抱える問題点をすべて解決し、管理が容易で、拡張性があり、安全でかつ完全性が保持され、便利な機能を持ち、高性能な、ある意味、究極のファイルシステムを作ることでした。 ZFSの「
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く