干魃(かんばつ)で水力発電に深刻な影響が出ているベネズエラで、民間企業などの電力の使用を抑えるため、来週すべてを休日とする異例の節電対策が講じられることになった。来週はキリストの復活を祝う「聖週間」に当たり、チャベス大統領は24日、週前半を休日とする大統領令を出し、慣習的に祝日となる後半と合わせて週全体が休日となった。 大統領は「節電しなければならない」とあらためて国民に呼び掛けた。スペイン通信などが報じた。 ベネズエラの電力供給の73%を賄う南東部グリ水力発電所の水位は低下し続け発電量は減少、大統領は事態が好転しなければ6月半ばには「危機的な状況」になるとしている。(共同)