米海軍のイージス艦「レイク・エリー(USS Lake Erie)」から発射された迎撃ミサイル「SM-3」(2005年11月17日撮影)。(c)AFP/US Navy 【2月21日 AFP】米国防総省が制御不能となった偵察衛星を撃墜したことについて、中国政府は21日、米国に対し撃墜による損害の可能性などの情報開示を求めた。 中国外務省の劉建超(Liu Jianchao)報道局長は定例記者会見で、「大気圏外で撃墜された衛星のその後の状況を注視している」と述べ、「衛星撃墜によって被害を受ける可能性のある国々が回避対策をとれるよう、米国が誠実かつ迅速に国際社会に適切な情報およびデータを開示するよう求める」と語った。 しかし、撃墜前の18日に「深刻な懸念」を表明した声明と比べると、内容は和らいだものとなっている。 問題となっている偵察衛星は制御不能状態で地上に落下の恐れがあった。有毒燃料を搭載してい