消費関連企業の景況感を示す「日経消費DI」の4月の業況判断指数は、4四半期連続で過去最高になった。株高を背景に投資家の4割近くが支出を増やすなど「含み益消費」がしみ出す。食品・日用品分野では幅広い品目を対象に値上げが続いており、家計の節約志向は根強い。消費者心理に敏感なスーパーなどによる値下げも広がる。消費はまだら模様だ。▼日経消費DI 日本経済新聞社が四半期ごとにまとめる消費現場の景気指数。小売りや外食、サービスなど消費関連企業を対象に「現在の業況判断」「今後3カ月の売り上げや客数の見通し」「消費者の支出意欲」といった項目を調査する。業況判断は「良い」「普通」「悪い」の中から回答してもらい、「良い」の割合から「悪い」を引いた値を指数(DI)として算出している。301社にインターネットと郵送アンケートで依頼。3月上旬〜4月上旬に164社が回答した。調査票の発送・回収・集計は日経リサーチが担