水素燃料電池を使った航空機向けエンジンメーカー、米ゼロアビア(カリフォルニア州)が2026年にも商用飛行に乗り出す。まず欧米で運航するほか、資本提携する伊藤忠商事と組みアジア展開も検討する。欧州エアバスも水素航空機の開発を進めており、環境配慮の飛行機に商機が広がっている。ロンドン中心部から北西に電車と車で約1時間半。のどかな田園風景が広がる地方都市にあるコッツウォルド空港にゼロアビアの開発拠点
水上離着水が可能な飛行艇型ドローンは、同社を代表する飛行艇「US-2」と同様に、着水時の衝撃を吸収するためのキール構造を採用している。まさにUS-2のドローン版といえる。 飛行艇型ドローンは、西ノ島などの遠隔地で噴火や災害が発生した際に、迅速に状況を調査する用途を想定しており、船では時間がかかる場所でも、ドローンであれば素早く対応できるのが強みだ。 また特長の一つとして、水中ドローンを機内に格納して、着水後に自動で水中ドローンを投入できる。さらに海中の情報を収集した後に自動で回収する仕組みも組み込まれる。(水中ドローンの開発は、いであ株式会社が担当) https://www.drone.jp/news/2024042523345386984.html 今回展示されているのは、技術試験モデルだ。今後5年間で5分の1スケールモデルを検証し、その後フルスケールモデルに移行するかを判断する予定とな
ソフトバンクは10月2日、HAPS(成層圏プラットフォーム)向けに米AeroVironmentと共同開発を進めている無人飛行機「Sunglider(サングライダー)」の最新機体が成層圏飛行に成功したことを発表した。へき地や被災地における通信を確保する手段としてのHAPSの商用化に向けた、大きな一歩となる。 Sungliderは78mの翼幅を備え、HAPS用無人飛行機としては大型だ。その大きな翼を生かして、最大75kgの通信機器類を搭載できるようになっている。 今回の実証実験に使われた最新機体は、構造面や機能面におけるさまざまな性能を向上し、米国防総省における実証実験の要件を満たすスペックを具備した。これを受けてAeroVironmentと米国防総省が8月上旬(米国山地夏時間)に米ニューメキシコ州で実証実験を行ったところ、成層圏を飛行できたという。 実験の結果を受けて、ソフトバンクはSung
Hermeusは、極超音速エンジン試験施設としてフロリダ州ジャクソンビルのセシル空港を選択した。HEAT (高エンタルピー空気呼吸試験施設) と名付けられたこの施設は、Hermeusにとってこれまでで最大かつ最も技術的に進んだ試験場となり、極超音速試験の国家資産となるという。 また、この施設は2026年に開始されるHermeusの高マッハ飛行試験能力の最初の拠点となり、国の飛行試験インフラを提供する。 Hermeusは、セシル空港敷地内で行われた起工式で、新施設の計画を発表した。Hermeusの役員および従業員のほか、アーロン・ビーン下院議員 (フロリダ州第 4 選挙区)、ジョン・ラザフォード下院議員 (フロリダ州第 5 選挙区)、クレイ・ヤーボロー州上院議員 (共和党、ジャクソンビル)、ドナ・ディーガン市長、フロリダ州商務省関係者、JAXUSA 関係者、その他の地域リーダーらが出席した。
超音速旅客機「オーバーチュア(Overture)」を開発中の米ブーム・スーパーソニック(Boom Supersonic、本社デンバー)は、3回目となる超音速飛行の技術実証機「XB-1」(登録記号N990XB)の飛行試験に成功した。日本航空(JAL/JL、9201)も出資しており、年末までに超音速飛行の達成を目指す。 【写真】"飛行機の墓場"モハベから初飛行するXB-1 ◆年内に超音速目指す 3回目の飛行試験は、現地時間9月13日に実施。カリフォルニア州のモハベ(モハーヴェ)空港・宇宙港で行われ、チーフテストパイロットのトリスタン“ジェペット”ブランデンブルグ氏が操縦桿を握った。最高高度は1万5000フィート(約4572メートル)、速度は232ノット(約430キロ)に達し、総飛行時間は32分だった。 今回は主要システムと性能の試験が主な目的で、飛行中に予想される最大のピッチとヨーが生じた状況
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