Oracleはユーザーが要求したデータがSGAのバッファ・キャッシュに存在しない場合、サーバー・プロセスがデータ・ファイルから該当するデータ・ブロックをバッファ・キャッシュにロードします。これを従来型パスI/Oと言います。従来型パスI/Oはマルチ・ブロック読取り方式とシングル・ブロック読取り方式に分けられます。マルチ・ブロック読取り方式は1回にいくつかの連続したブロックを読込むI/Oで、シングル・ブロック読取り方式は1回に一つのブロックだけを読込むI/Oです。 Oracleでは 従来型パスI/Oが発生した場合、2つの待機イベントを通じて、マルチ・ブロック読取りが発生したのか、それともシングル・ブロック読取りが発生したのかを分かるようにしてあります。この2つの待機イベントがdb file sequential read/db file scattered readイベントです。これらの待機イ
次は,ロールバック・セグメント*に関するエラーだ。「ORA-01555 スナップショットが古すぎます」というエラー・コードは有名なため,ある程度Oracleで運用や開発を経験された方であれば,遭遇したことがあるのではないだろうか。 トラブルの現象としては,参照系プログラムのエラーが報告されたり,処理が無応答になったりする。この状況で,例によってアラート・ファイルを調べてみる。無応答になった時間の前後を見ると,「ORA-01555 スナップショットが古すぎます(ロールバック・セグメント番号: 1,名前:rollbacksegment_name が小さすぎます)」とある。 その意味をご存知の方も多いと思うが,改めてロールバック・セグメントの役割からおさらいしておこう。第1回でも触れたが,ロールバック・セグメントは,データの変更前のイメージを保持し,トランザクションのロールバック,回復,読み取り
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