2009年、プラハで核廃絶に向けた演説を行うオバマ米大統領。その裏では、核兵器に代わる未来型兵器の開発が着々と進んでいるようだ 写真提供/AP/アフロ 少し前になるが、アメリカ政府に寄せられた「デス・スター(映画『スターウォーズ』に登場する宇宙要塞)」建設要請に対し、オバマ政権が公式声明で却下したことが話題となった。その理由のひとつに挙げられたのが「一国が惑星を破壊するほどの威力を誇る兵器を持つのは望ましくない」というものだが、じつはアメリカは「デス・スター」に勝るとも劣らない恐るべき「SF兵器」の開発を着々と進めているという物騒なウワサがある。 そのひとつが、「Rods from God(神からの杖)」だ。長さ6mほどのタングステン製金属棒を宇宙空間に配備、時速1万km以上で地上に突き刺すというもので、地下施設をも破壊する破壊力。そのうえ全世界を射程距離におさめる恐ろしい兵器である。