能登半島地震の影響で亡くなった「災害関連死」について、石川県内の201人をNHKが分析した結果、体調が悪化した場所は、最初に身を寄せた避難所が最も多かったことがわかりました。 「災害関連死」を防ぐために行われた1.5次避難や2次避難でも体調を崩す人が相次ぎ、繰り返し指摘されている避難所の環境の改善に加え、移動中や新たな避難先できめ細かくケアする体制づくりが課題となっています。 目次 避難所で体調崩し... 「1.5次避難」移動など負担で死亡も 能登半島地震で地震や津波などから逃れて助かったものの、その後の避難生活による体調の悪化などが原因で亡くなる「災害関連死」は、24日の時点で石川と富山、新潟の3県で261人にのぼっています。 石川県内だけでも255人と「直接死」(228人)を上回り、2016年の熊本地震の222人を超えました。 県が公表した資料によりますと、年齢別では90代が98人と最
