最近いろんなところで採用事例が増えてきたRustですが、Webサービス開発でのAPIサーバーを書くのにRustは向いてないと言われたりします。Rustの第一のターゲットはシステムプログラミングでありGCがないためAPIサーバー開発でシビアなメモリ管理はしたくないというのは一理あるのですが、RustでAPIサーバーの開発を実際にやってみるとむしろ開発体験が結構いいなと感じます。パフォーマンスのために難しい所有権を無理にがんばるみたいなマイナスのイメージはほとんど当てはまらなかったです。 Rustの難しいライフタイム、所有権があまり出てこない Rustにおいて難しいとされるライフタイム、所有権といった概念があり私も書く前はかなり身構えていたのですが、これに苦しむことは思ったよりも少ないです。その要因はWebサーバーで扱う処理のほとんどがリクエスト・レスポンスモデルでデータの流れが一方向でシンプ
