By Tsahi Levent-Levi 「初めて会った人の名前」などは短期記憶として脳に保存されますが、覚えておこうと努力しなければ自動的に忘れてしまいます。忘れてしまった記憶を思い出すのは難しいものですが、脳に電気刺激を与えて忘れてしまった短期記憶を取り戻すことに成功した研究結果が発表されました。 Reactivation of latent working memories with transcranial magnetic stimulation | Science http://science.sciencemag.org/content/354/6316/1136 Stimulating the brain can bring back forgotten short-term memories - The Verge http://www.theverge.com/2016
現代の社会や世界も、数万年から数億年という地球の歴史の中でみれば一瞬であり、時代が過ぎ去った後には記憶や記録は次々と失われてしまいます。時代の流れの他にも、自然災害や戦争などによっても失われることがある人類の「いま」を、堅い岩塩の奥深くに保管することで何千年以上にわたって保存しようというプロジェクト「Memory Of Mankind」(MOM:人類の記憶)が進められています。 Memory Of Mankind http://memory-of-mankind.com/ BBC - Future - The world’s knowledge is being buried in a salt mine http://www.bbc.com/future/story/20161018-the-worlds-knowledge-is-being-buried-in-a-salt-mine
睡眠不足は記憶の定着を妨げることが知られていますが、脳の特定の場所を刺激することで、睡眠不足のマウスの記憶力を高めることに成功したと理化学研究所などのグループが発表しました。 睡眠が不足すると起きている間に体験した記憶の定着が妨げられ、物事を覚えにくくなることが知られていますが、詳しいメカニズムは分かっていませんでした。 研究グループでは、まず、マウスを滑りやすい床の上で10分間自由に行動させ、床の感触を学習させました。そのあと別の場所に移し、睡眠不足の状態のまま、脳の大脳新皮質にある特定の場所を光を使って刺激したということです。 すると、脳を刺激しなかったマウスは床の感触を記憶していませんでしたが、刺激したマウスは床の感触を記憶していることがマウスの行動から確認できたということです。さらに、脳の特定の場所を刺激したマウスは、睡眠をしっかりと取ったマウスと比べても、記憶を長く維持できている
あ~あ、自分もキアヌ・リーブスみたいに脳にメモリーカードをブスッと差し込んで「柔術をマスターした」とか言ってみたいもんだぜ...と夢見るみなさま、あれができる日も遠くないかもしれませんよ? 南カリフォルニア大学ビタビ工学部のセオドル・バーガー(Theodore Berger)博士率いる研究グループがなんとねずみに一発で物事教えるチップをつくっちゃいましたからね。いや~来る時が来ましたね! チームでは短期学習・記憶を可能にするねずみの体内の化学反応を調べた後、電極を使って記憶力を向上・拡張する人工装具のチップを開発しました。 このチップ。神経信号の保存が可能なんですね。ここが電子メモリーの役割りを果たしてくれるので、ねずみもいきなり学習量がメキッと上がり、学んだことはこのデバイスにきっちりキープしておける、というわけ。 バーガー博士の解説読むと、ちょっと空恐ろしくさえありますよ。 スイッチを
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