米司法省が提供した、米軍が使用している戦闘用ヘルメットの写真(撮影日不明、2016年8月17日入手)。(c)AFP/US DEPARTMENT OF JUSTICE 【8月18日 AFP】米司法省の監察総監室(Inspector General)は17日、テキサス州の刑務所で米軍向けに受刑者が製造していた戦闘用ヘルメットに欠陥があり、兵士たちの命が危険にさらされていたとする報告書を発表した。 報告書によると、刑務作業の監視も不十分で、受刑者たちは手おのなど手製の道具を使用し、危険なだけでなく武器としても使える状態だったという。 問題の刑務作業では2006~09年に米軍向けに約15万個のヘルメットが製造された。これは、米政府がイラクとアフガニスタンの駐留部隊増派を命じた時期に当たる。 欠陥の見つかったヘルメットには低品質の材料が使われており、衝撃試験にかけたところ不合格となった。ただし、監察