都営バスが去年12月から東京・渋谷と六本木の間で、試験的に運行していた終夜バスについて、東京都は利用者が伸び悩み採算がとれないことから、運行を打ち切ることを決めました。 都営バスは、去年12月から、毎週土曜日の未明から明け方にかけて、渋谷駅と六本木駅を結ぶ終夜バスを試験的に運行してきました。 この終夜バスは、みずからの資金問題で辞職した猪瀬前都知事が発案したもので、ニューヨークで24時間運行されている地下鉄を参考に、都営バスの24時間化に向けた調査の一環で始まりました。 しかし東京都によりますと、利用客が1回の運行で、平均で10人に及ばず、採算がとれるレベルの3分の1以下にとどまり、すでに300万円程度の赤字も出ているということです。 このため東京都は当初は年末まで運行を続ける予定でしたが、利用客が増える見通しが立たないことから11月1日までで打ち切ることを決めました。 東京都交通局は利用